【2020年最新】今こそ聴きたい甘茶ソウル名曲10選〜sweet soul musicの深い森へようこそ! part 4

【2020年最新】今こそ聴きたい甘茶ソウル名曲10選〜sweet soul musicの深い森へようこそ! part 4

 

甘茶ソウル私的順位もいよいよ大詰めです。

 

 堂々の第8位 Eunice Collins 1974 At The Hotel

 

この曲が果たして、甘茶なのか、というと、少しばかり疑問ではあるのですが、ソウルミュージック の、というより、音楽として、これはまさに良い音楽、名曲であることには変わりません。
2コードの、しかも歌詞も簡潔で、とてもシンプル、ミニマルな曲なのですが、まるでエリックサティのジムノペティのような深淵さ、を感じさせる曲です。

風景が、ぱあっと眼前に広がります。
それは、とても寂しく、けれど、とても熱いものです。

あえて、タイトルを訳すとすれば、「ホテルにて」とでもなるのでしょうか。
アメリカの果てしなく広く寂しい大地を横切る一本の道。

オープンロード。

その道の傍らにたたずむ、古いモーテル。

彼と彼女の物語。

 

良い曲は、時代をいとも簡単に超えてしまいます。

 

At the hotel
Feeling motel
Treating me like (What’s your hurry baby?) I’m for sale

ホテルにて

私を売り物のように扱う。

 

[Verse 3]

Don’t handle me like a flat tire
I wasn’t one that you got for hire
And I’m here out of love and affection
And I need the loving reaction

 

私をパンクしたタイヤのように扱わないで。

私は、愛のためにここにいるのだから。

 

 

 

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ちなみに、discogsには、

 

US 1970’s soul singer, born in 1951, who recorded only one single.

In 2010’s, she has been sampled on the track ‘Treat Me Like Fire‘.

とのみ紹介されています。

 

 

怒涛の第9位 Yvonne Fair 1970  Stay A Little Longer

 

第9位はこの曲です。

 



 

この曲もまた、前奏がとてもミニマルで、とてもモダンな作りになっています。

たぶん、サンプリングもされているはずです。

ガールズグループの先駆けとなったシャンテルズのメンバーとしても活躍したイボンヌ・フェア。

このシングルの後、モータウンから1975年にアルバムを一枚出しています。

 

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いよいよ第10位    From His Woman To You 1975 Barbara Mason
最後は御大バーバラ・メイソンです。

1947年8月9日、ペンシルバニア州フィラデルフィア生まれ。
彼女のファースト・ヒットは、「Yes I’m Ready」(1965年)。

また、カーティス・メイフィールドのスタンダード「Give Me Your Love」(1973年)のカヴァー、シンセ・ソウルの名曲「Another Man」(1984年)などのヒット曲もある。

バーバラ・メイソン(Barbara Mason)は歌うだけでなく、彼女の楽曲の大部分を作曲した数少ないソウルの女性の一人であり、12歳の時に祖母のピアノを「いじり始めた」という。

まだ学校にいる頃、バーバラは男女混合グループを結成し、リード・シンガーを務めていた。そのグループで、バーバラは、曲を作り、ピアノの伴奏をし、歌を歌い、毎年夏には家の近くで開催される地元のタレント・ショーでは、いつも優勝を果たしていたという。

そうした活躍のかたわら、フィラデルフィアのヴォーカル・グループ、4ラークスのメンバー、ウェルドン・アーサー・マクドゥーガルの紹介により、彼女はナイトクラブでも歌うようになる。そのステージを見た当時フィラデルフィアで最も人気のあるDJの一人であるジミー・ビショップが、バーバラの声(dentifiable, innocent-sounding voice)と自作曲に感銘を受け、彼の援助もあり、バーバラは地元のレーベル、クルセイダー・レコーズ(Crusader Records)から”Trouble Child “でデビューすることなる。

バーバラは80年代初頭に芸能界を離れ、代わりに息子の名を冠した出版社マーク・ジェームス・ミュージック(Marc James Music)の設立と発展に専念していたが、1992年、バーバラはロサンゼルスの有名なグリーク・シアターに招待され、以来アメリカ西海岸でたびたびステージングを行っている。

出典;discogs   翻訳;deepl

 

バーバラメイスンの歌の特徴は、やはり、その類まれなメロディと、dentifiable, innocent-sounding voice、つまりすぐにバーバラメイソンだとわかる、ロリータ系の声、でしょう。

この曲は、1975年、ブッダレコードからシングルと発売されました。

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甘茶のセオリーどおり、電話のベル、語り、キュートな歌声、と三種の神器揃い踏みの大名曲です。

 

 

いかがだったでしょうか。

怒涛の甘茶ソウル、極私的ベストテン。

ソウルミュージックの深い森、

いつ散策してもいいものです。

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